Horizonリンククローンデスクトップの再構成(自動リカバリ)

お客様より、AD側でComposer用のアカウントでエラーイベントを検知したが、

再構成処理が失敗しているのかというお問い合わせがありました。

 

Horizon管理コンソールで該当デスクトッププールのステータスを確認しますが、

すべて正常に再構成が完了していました。

 

エラーイベントの発生時刻を確認すると、再構成処理を行っていた時間であることは間違いなく、何か理由があるよねということで調査を行いました。

 

結論としては、「自動リカバリ」という機能が原因となっていました。

 

失敗しても自動でデスクトップを再起動したり、最終的には削除して再作成するという動きになりますので、最終的に成功していても、過程の中で実は失敗していたとそういうわけですね。

 

自動リカバリについては以下のドキュメントに少しだけ記載があります。

問題のあるマシンの表示

 

SE的には非常に助かる自動リカバリ機能ですが、エラーの原因によってはピンポン状態に陥ってしまうこともあるようで、設定で無効化することが可能です。

 

また、とあるお客様では、仮想デスクトップのMACアドレスを厳密に管理する必要があり、自動リカバリ機能によって削除⇒再作成されてしまうと、MACアドレスが変わって具合が悪いということで、無効化するという対応を取りました。

 

自動リカバリ機能の無効化手順は以下のKBを参照のこと。

 

View リンク クローンの削除と再作成が繰り返し行われる場合に自動リカバリを無効にする (2030311)

https://kb.vmware.com/s/article/2030311?lang=ja