Direct-Connection プラグインを使った話
Direct-Connection プラグインとは、、、
VMware Docsによると以下のように説明されています。
このプラグインが Horizon Agent にインストール可能なエクステンションで、これにより Horizon Client は Horizon Connection Server を使用せずに仮想マシン ベースのデスクトップ、公開デスクトップ、またはアプリケーションに直接接続できます。デスクトップとアプリケーションの機能はすべて、ユーザーが Connection Server 経由で接続する場合と同じように機能します。
基本的には、以下①のような接続の流れになりますが、Direct-Connection プラグインを使用すると、②のようにできるという話ですね。
①物理PC(HorizonClient)→ConnectionServer→仮想デスクトップ(Horizon Agent)
②物理PC(HorizonClient)→仮想デスクトップ(Horizon Agent+Direct-Connectionプラグイン)
ユースケースとしては、とあるお客様のHorizon VDI環境にて、Horizonコンポーネントのバージョンアップを行ったときの話です。
このお客様では24H365DでVDI環境を利用しているとのことで、バージョンアップ作業に伴う利用不可時間を極力なくしたいというリクエストがありました。
VDI環境へのアクセスでブローカー役となる「Connection Server」は2重化されているため片系ずつアップデートを行うことで、VDI環境は継続利用可能となりなます。
また、接続方式は、「ダイレクト接続」としていたため、「Connection Server」を停止しても既存のセッションには影響がありません。
では、Direct-Connecton プラグインはどこで使うのかという話ですが、、
作業の事前バックアップとして仮想マシンのスナップショットを取得するために、Connection ServerとViewComposerの仮想マシンを停止している時間のために使用しました。
時間にして1時間弱といったところですが、どうしてもVDI環境を利用しないといけないユーザ様向けに、Direct-Connection プラグインをインストールしたフルクローンVDI環境を用意しました。
システム要件やインストール手順については、以下VMware Docsを参照のこと。
View Agent Direct-Connection プラグインのシステム要件
View Agent Direct-Connection プラグインのインストール